ビニール加工や縫製加工は海外への生産移行が進み、残っている国内業者も業界の衰退が進む中で高齢化し、機械設備の増台もままならない状況であることも多いが、逆に案件の短納期化は年々進む一方で、短納期化に繋げることが出来るアイデアを探している。
従来、軟質塩化ビニルは可塑剤を多く含むため、粘着剤を使うと可塑剤と反応してドロドロと溶け出てしまう問題がありました。そこで、可塑剤の影響を受けにくい粘着タイプを使うことで、面ファスナーを「ウェルダー加工(機械)要らず」「縫製要らず」で取り付けることが出来、作業時間・生産効率の大幅な改善に繋がります。
今まで刺繍腕章は、フエルトに刺繍をしてビニールを被せる加工をした後で、面ファスナーを最後に縫製で縫っていたんだけど、これは貼るだけで済むから作業時間が大幅に短縮したし、ミシンと違って誰でも出来るのがいいね!
納入後2、3年経つけど、今のところ粘着剤のトラブルも聞かないよ。